2010年11月19日

セミナー告知>12月7日 民主党の環境政策に「喝」(山本良一・東大名誉教授)

<第4回ABCセミナー告知>12月7日 民主党の環境政策に「喝」(山本良一・東大名誉教授)

オルタナABCセミナー2010年度、
第4回は、民主党の環境政策に「喝」――という表題で、
東京大学名誉教授の山本良一先生にご講演を頂きます。

鳩山前首相の「25%」削減宣言から一年あまり。
その後、普天間問題や小沢一郎前幹事長の「政治とカネ」問題、
最近では尖閣諸島事件などに押しやられ、
政権与党のなかで「環境問題」のプレゼンスは一層下がっているようです。
最近では、「25%」を口にする議員がめっきり少なくなったとの声も良く聞きます。

山本先生は「温暖化地獄」シリーズ(ダイヤモンド社)で主張されてきた通り、
「本業すべてが環境に配慮されたものになっていなければならない」として
「絶対的環境経営」を主張されています。

セミナーでは、COP16(カンクン)が開かれるなか、
日本や世界が目指すべき環境政策と、
今後の方向性を山本先生に舌鋒鋭くご講演頂く予定です。
少人数でのセッションですので、直接、山本先生に質問されることも可能です。

山本先生と鳩山前首相は東大工学部で机を並べていた間柄だそうです。
その旧友のふがいなさも含めて、大沢親分亡き後、民主党の環境政策に
「喝」を入れて頂きます。

ABC会員の皆さまのほか、一般の方の参加も可能です。

−−−−−−−−−−−−−−

◆民主党の環境政策に「喝」

日時: 2010年12月7日(火)午後7時―午後9時半
場所: カフェano
     東京都渋谷区神宮前5−12−7 ワイス・ワイスビル
     03−5467−0861

講師: 山本良一氏(東京大学名誉教授、
             国際グリーン購入ネットワーク事務局長)
聞き手: 森 摂(オルタナ編集長)

参加費:4000円(ワンドリンク・軽食費込み)、ABC会員さまには割引があります。
     学生2000円

<お申し込み: こちらをクリック>

※締切日:12月3日(金)
posted by setsumo at 20:37| 東京 ☀| Comment(19) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月01日

松下幸之助さんの「企業の社会的責任」

ふと編集部の書棚から「企業の社会的責任とは何か」
(松下幸之助著)を手に取った。

3年ほど前、松下電器(現パナソニック)の取材の時に
広報担当者からもらったものだ。

非売品で、昭和49(1974年)に出版されたものを
復刻したものだという。

CSR――企業の社会的責任という言葉が日本でも
話題になったのがわずか数年前だから、やはり
幸之助さんには先見の明があったということか。

いや、わざわざ英語でCSRと言わなくても、
日本の経営者は「社会的責任」をきちんと自覚していた
というべきだろう。

冒頭の章は「企業は社会の公器」。
「それぞれの企業が社会的責任を果たすべく
努力していくならば、それは社会全体の福祉の向上にも、
また企業自身の発展にも結びついてくると思います」

これは、ドラッカー『マネジメント』第16章
社会的責任はどこに生まれるか――
「現代の組織は、それぞれの分野において、社会に
貢献するために存在する。それは、社会のなかに存在
する。(中略)したがって、組織が社会に対して与える
影響は、それぞれが自らの存在理由とする社会に対する
貢献にどどまることがない」という記述と軌を一つにする。

昭和40年代という時代背景を映して、
「公害の防除と絶滅」という章もあった。

ここでは、
「自由な競争のもとに企業活動が営まれている自由主義
社会では、企業にとって世間の信用を失うということは、
すなわち競争に敗退することであり、いわば致命的な
ことです。もし、企業にその社会的責任に反するような
行為があれば、それは必ず世間の信用につながり、企業
自身に大きなマイナスになってはね返ってくるわけです」

とても明快な論理であるし、言わずもがな、である。
これは公害だけではなく、さまざまな企業行動の局面で
あてはまる問題だ。

なぜ、大企業ほど、コンプライアンスや企業倫理を言わ
なければならないのか。幸之助さんが生きていれば、
はがゆい思いをしたかも知れない。

「蛇口をひねれば出てくる水のように豊富に商品を供給
すべき」だという「水道哲学」は、先進国においては、
やや色あせた感があるが、BOP(ベース・オブ・ピラミッド、
途上国向けビジネス)の分野ではまだ生きるかも知れない。

この本は、40年後の今もなお、社会と企業の根本的な
関係を示唆してくれている。書店での販売を検討して
ほしい一冊でもある。(オルタナ編集長 森 摂)


posted by setsumo at 22:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

COP10(名古屋)とCOP16(カンクン)のはざまで

名古屋でのCOP10(第10回生物多様性条約締結国会議)が
終わり、「名古屋議定書」と「愛知目標」が採択されました。

その評価は今後、オルタナの誌面やウェブでも取り上げていきますが、
そもそも、生物多様性条約のCOPも、気候変動枠組み条約の
COPも、原点は同じだということをご存知でしたでしょうか。

それが1992年の「リオサミット」だったのです。

2012年には、リオサミット20周年を記念して、
再びリオデジャネイロでサミットが開かれます。

1992年、当時わずか12歳の少女、セヴァン・スズキさん
(日系4世のカナダ人)さんのスピーチは感動的でした。
http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg

引用します。
「死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、
あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって
生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって
森をよみがえらせるのか、あなたは知らないでしょう。

どうやって直すのかわからないものを、
こわしつづけるのはもうやめてください。

ここでは、あなたたちは政府とか企業とか団体とかの
代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。
でも本当は、あなたたちもだれかの母親であり、
父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、
おじなんです。そしてあなたたちのだれもが、だれかの
子どもなんです」

――あれから20年後、COP10とCOP16のはざまで
私たちは何をしなければならないのか、問われています。

posted by setsumo at 21:33| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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