2010年09月09日

HOME―空から見た地球 希望のナレーション

「HOME―空から見た地球」希望のナレーション

いま「HOME――空から見た地球」を
日本に広めようと頑張っている人たちがいます。

写真家のヤン・アルテュス・ベルトランが監督した
空撮のドキュメンタリー映画で、地球の美しさと
人間の営みを淡々と描く、環境映画です。

リュック・ベッソンがプロデュースをしたそうです。

この映画の国内配給元は、映画館での興行は
採算面での理由から、しないという判断をしたそうです。

このままでは、この映画は日本では、少数の目に
触れただけで、闇に葬り去られようとしています。

また、YouTubeでは、英語版、フランス語版が
あるのに、なぜか日本語版がないのも不思議です。

そんな状況の中、上映委員会は力を合わせて
頑張っています。皆さんも応援してください。

この映画のナレーションは、なかなか良くできているので、
ここに貼り付けます。


◆HOME―空から見た地球 希望のナレーション

代償は高くつきます。責任もないのに支払っている人がいます。

砂漠には町のように大きな難民キャンプがあります。明日は何人の人が道端に取り残されるのでしょうか?

このまま一握りの人間の幸せを守り、大勢の人々を犠牲にし続けていいのでしょうか。

悲観している暇はありません。人は一人でも壁を倒せるのです。

現在世界の子供たちの8割が学校に行っています。

今までこれほど多くの人が教育を受けたことはありません。

貧しい国のレソトでは、どの国よりも教育に投資しています。

裕福な国カタールは有名大学を誘致しました。

文化や教育は尽きることのない資源です。

苦しむ人がいる現場で多くのNGO活躍し、連帯の力を証明しています。

バングラディシュでは、貧しい人しか貸さない銀行ができ、30年で1億5千万の人生をかえました。

南極にはどこの国のものでもない資源が眠っています。

ここは平和と科学にささげられた自然保護区、49ヶ国が調印した条約によって人類全体が分かち合う財産です。

現在各国政府が保護する海は全体の2%、10年前に比べれば2倍以上です。

自然公園が出来てからまだ100年、しかし今では全大陸の13%以上を占めています。

そこでは生物の種を守る活動が始まっています。

人間と自然との調和は世界のルールとなるかもしれません。

ニューヨークでは、森や湖が市の必要とする飲み水をすべて供給してくれます。

韓国の森は戦争で損害を受けましたが、森林再生計画で国土の65%にまで回復しました。75%以上の紙がリサイクルされています。

コスタリカは軍備より国土の保護を選び軍隊を放棄しました。その資金を教育やエコツーリズム・森林保護に与えています。

木材の輸出国ガボンでは1ヘクタールにつき1本しか伐採しません。

森に再生する時間を与える為です。このような森林管理が義務化されるべきです。

フェアな貿易で消費者と生産者、買い手と売り手が両方が利益を得られれば、みんながうまくいきまともに暮らすことが出来ます。手作業で収穫するしかない人と、機械で収穫する人々との間にどうしたら公平が存在するのでしょうか?

知恵のある消費者になりましょう。自分がどんな物を買っているか考えるのです。

悲観している暇はありません。

機械に頼らない農業でも人が食べる分なら食料を生産できるでしょう。

取りすぎないように気をつけている漁師もいます。

自家発電の家もあります。

ドイツのフライブルグでは5千人が世界初の環境地区に暮らしています。

ムンバイもこのプロジェクトに加わりました。

ニュージーランド・アイスランド・オーストリア・スゥエーデンの政府は再生可能なエネルギー源の開発を進めています。

私たちが消費するエネルギーの80%は化石燃料による物です。

中国だけでも毎週2つの新たな発電所が建設されています。

しかしデンマークでは二酸化炭素を大気中でなく地中に放出する発電所を試作しました。これが未来の姿になるのでしょうか。

アイスランドでは地熱を利用した発電所が実現しました。

波の力を利用して発電する方法も開発されています。

デンマーク沿岸では国の電力の20%を風力で発電しています。

アメリカ・中国・インド・ドイツ・スペインは再生可能エネルギーに出資、250万人以上の雇用を創り出しました。

地球上で風の吹かない場所があるでしょうか。

砂漠地帯に設置されたソーラーパネル、すべては繋がっています。

地球は太陽と繋がっています。人間も植物のようにそのエネルギーを生かすのです。

1時間で太陽が地球に与えるエネルギーは全人類が1年間で消費する量と同じです。

太陽エネルギーが途絶えることはありません。

地面を掘るのをやめて空を見上げ太陽の恵みを取り入れましょう。これは人類にとって新しい冒険です。冒険の武器は節度と知性、そして分かち合うという意識です。

今こそ団結するときです。

重要なのは何を失ってしまったかでなく、何が残っているかです。

まだ、世界の半分は森で、何千もの川や湖があります。そして何千もの生物が存在しています。

私たちは解決策がそこのあることを知っています。私たち全体が変える力を持っています。

今すぐに行動するのです。

この物語の先をどう描くかは、私たち次第です。

さあ一緒に!!
posted by setsumo at 21:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月07日

クローズアップ現代「日本の森林が買われて行く」

きょう、NHKで「クローズアップ現代」で
「日本の森林が買われて行く」という特集を
やったそうですね。

いまアース・ワーカーというパネルディスカッションに
出演中ですので、僕は見られませんでした。

どなかた、見られた方は感想をコメント欄に
書き込んで頂けたら幸いです。 オルタナ森


2010年 9月 7日(火) 総合19:30〜19:56放送
日本の森林が買われていく
http://www.nhk.or.jp/gendai/
posted by setsumo at 20:08| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月05日

「中国人が日本の森を買い漁る」という都市伝説

米国のSnopes.com (http://snopes.com)
アメリカ人なら知らない人はいないほど有名なサイトで、
米国の「都市伝説」とその真偽を大量に列挙しています。

もしこのサイトが日本にあるなら
取り上げられる可能性が高いのが、
「最近、中国人が日本の森を買い漁っている」という
ウワサです。

単なる噂ならまだ良かったのですが、それを
産経新聞(今年3月29日付け)
日本経済新聞(今年6月26日付け)
など大手メディアまでが
取り上げてしまったのだから、始末が悪いのです。

産経新聞の記事は、
「日本の森と水 むさぼる外資」と題し、
「全国各地の水源に近い山林について、中国などの
外国資本が買収の打診をしてきていることが東京財団が
まとめた調査報告書で明らかになった――と報じています。

どうやら、出所は東京財団の政策提言
『日本の水源林の危機』〜グローバル資本の参入から
「森と水の循環を守るには」〜 のようです。
http://www.tkfd.or.jp/topics/detail.php?id=118

この提言のプロジェクトリーダーは
『奪われる日本の森―外資が水資源を狙っている―』
という本を出しています。

版元である新潮社のサイトには、
下記のような刺激的なコピーが並んでいます。
http://www.shinchosha.co.jp/book/323741/

◆このままでは、日本の国土全体が中国人や欧米人のものに
 なってしまう!?
◆価格が暴落した山林の売買取引が活発化している背後には、
 今後の世界的な水資源争奪戦を見越しての水源林獲得
 という狙いが見え隠れする。
◆ルール整備のなされていない今のままでは国土は簡単に
 グローバル資本によって買い占められる。生命の源の危機が
 日本人の喉元にまで及んでいる


これらの記事や書籍の論理展開は、
1)中国人が日本の森林を買収しにやってきたという話がある
2)中国では水不足が深刻であり、水源の確保が急務である
3)よって、中国人は水資源を確保するために、日本の森を
  狙っている。
――という極めて単純な三段論法です。

だが、本当にそうなのでしょうか。

筆者(オルタナ森)は真偽を確かめるために、
全国森林組合連合会(全森連)の幹部に会ったときに、
問い合わせをしたところ、下記のような答えを頂きました。

「全森連も同様の噂を聞いたため、全国の森林組合を
通じて調査しました。しかし、そのような事実は一件も
出てきませんでした」

林野庁広報室も、この種の噂を完全に否定していました。

東京財団のレポートも産経新聞も、明確に中国人が
日本の森を買ったという事実を、一件もつかんでいません。

これらの記事は、少なくとも、「裏が取れている」情報では
ないようです。

そもそも、中国が必要としている「水」の大半は
農業用水と工業用水であり、ペットボトルを一生懸命
つくって中国に輸出しようという、そんな可愛いレベルの
ものではありません。

農業用水や工業用水のような規模の水は、
海外から、船を使って輸入しても
到底、採算が合わないのです。

仮に、中国が日本の水源林を確保したとしても、
日本からの水輸出を禁止するか、輸出に高関税を
課す法律をつくるだけで予防措置は取れます。

私は、これらの噂が、必要以上に中国を脅威だと
煽り立てる、質が良くない「都市伝説」であることを
とても危惧します。

私自身は中国人の友人はほとんどおらず、
とても「親中」と呼んで頂けるような存在ではありません。

しかし、最近の中国の経済力や技術力を正当に評価する
ことなく、「何をするか分からない国」としか見ずに、
思考停止してしまう、今の日本の言論を非常に危惧します。

むしろ、問題は私たちにあるのです。

全国森林組合連合会(全森連)の幹部の方は、このようにも
言及していました。

「おそらく、今のように日本の森林が放置されている状況では、
いつ中国が買いに来てもおかしくないという懸念が、噂として
広がったのでしょう」

日本の木材自給率は24%しかありません。
食料自給率より遥かに低いのです。

消費者も住宅メーカーも家具メーカーも、
もっと国産材に目を向けるべきです。

しかも、水源林が狙われていると騒ぐ割には、
日本の水道水には見向きもせずに、海外からの
ペットボトルの水をガブガブ飲んでいる――
まさに本末転倒です。

東京財団のレポートでは、水道インフラ(水道局)を
民営化して、欧米など海外の事業者に委ねる危険性も
指摘しています。

しかし、東京都などの自治体がアジアやアフリカでの
水道インフラ事業に乗り出す中で、
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100615/231601/
「日本は進出したいけど、海外企業に水道は任せたくない」
というのはエゴではないでしょうか。

このように、「日本の水源林」を巡っては、
普段の関心が非常に少ないにも関わらず、
根拠がない噂が飛び交う、という非常に
不幸な状況が続いています。

都市伝説でもなんでも、話の種になるだけでも
良しとしなければならないのでしょうか。









posted by setsumo at 17:45| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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