2009年09月25日

提案:八ッ場ダムを自然エネルギーの聖地に/オルタナサロン開設記念イベントのお知らせ

鳩山首相が22日、ニューヨーク本部で開かれた国連気候変動サミットで
2020年までに90年比25%の温室効果ガス削減の中期目標を
「国際公約」として表明しました。これについては「国内合意なき公約」
(読売新聞社説)などの批判もありますが、オルタナは、持続可能な社会を
実現するためにも必要な目標設定であると前向きに評価します。

次号(10月26日発売)特集は当初、「ドラッカー、コトラー、ポーターのCSR」を
予定していましたが、急きょ、「25%削減は日本のチャンス」に差し替えます。

さて、八ッ場ダムの話題もこのところメディアで話題になっています。
ダム計画中止の方針に対しては地元の反発が強く――と報じられていますが、
実情が知りたくて、現地で8年にわたり運動を繰り広げてきた
「八ッ場あしたの会」の渡邊洋子さんに電話で取材をしてみました。

渡邊さんによると、現地で猛反発をしているのはダム計画で恩恵を
こうむる人たちであり、自民党の支持者が多いそうです。

多くの住民たちは、50年にわたる開発と反対のうねりに蹂躙され、
政治不信を強めて、無力感に陥っているとのことです。

一つ屋根の下でも、賛成と反対する人がいる家庭もあることが
この問題の根深さを物語っています。

現地に行ったことがない身としては軽々には語れませんが、
八ッ場の問題は、ダム建設VS反対という構図ではなかなか道が
拓けない気がします。

国交省八ッ場ダム工事事務所の徳光修二副所長によると、
ダムの水没予定地は318ha、住民の代替地も34haと広大な面積です。

そこに広大なソーラーパネルを張ったり、小水力の発電設備を
つくるなど、「八ッ場を自然エネルギーの聖地」にできないでしょうか。

水没予定地には名湯・川原湯温泉があり、将来、温泉と地熱発電を
組み合わせた施設も可能かも知れません。

また、周辺はクヌギやミズナラなど落葉広葉樹の自然林が豊富
とのことで、林業復活の拠点にすれば、自然エネルギーとの
親和性も高くなります。

いずれにしても、八ッ場を20世紀の遺物に終わらせるのではなく、
21世紀の持続可能社会のシンボルとして蘇らせることができれば、
この地域にも明るい展望が拓けると思います。

この問題は、是か非かではない、第三の道(オルタナティブ)が
ありそうです。近々、僕も現地を訪れたいと思います。

■オルタナサロン開設記念「MORIトーク」第一回
とき: 9月30日午後7時〜
ところ: オルタナサロン(表参道、下記住所)
元電通、サステナのマエキタミヤコさんとオルタナ編集長の森が
民主党に政権交代してビジネスがどう変わるか、大胆予測します。
マエキタさんには今年4月発売のオルタナ号で「八ッ場」について
書いて頂きました。

このイベントは「オルタナサロン」お披露目パーティの一環です。
グリーンな3K(ナレッジ、ノウハウ、絆)を提供する
オルタナサロンにどうぞお越し下さい。
ここを「緑の梁山泊」にする決意です。

詳しい情報はこちら⇒
http://www.alterna.co.jp/scramble/20090924-2.html

では、今後ともオルタナをよろしくお願いいたします。

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posted by setsumo at 09:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガソリン暫定税率廃止と環境税の導入はセットで/ピーター・D・ピーダーセン「第5の競争軸

鳩山政権が発足し、早速、閣僚から続々と方針表明が相次いでいます。
「オルタナ」と関係が深い環境・エネルギー分野では、藤井裕久財務相が
9月16日、ガソリン税など自動車関係諸税の上乗せ税率(暫定税率)を
10年度に廃止する方針を明言しました。

また、小沢鋭仁環境相も17日、二酸化炭素(CO2)排出量に応じて石油や
石炭などの化石燃料に課税する地球温暖化対策税(環境税)を4年以内に
実現させるとの目標を掲げました。

環境税については、オルタナ11号(09年1月号)「環境税は怖くない」で
詳報した通り、環境省が04年から法制化を試みていた悲願なのです。

25種類ものグリーン税があるデンマーク、インセンティブを駆使してCO2
削減を目指す英国、CO2の排出に応じて新車登録時の課税を始めた
フィンランドなどの事例をオルタナはお伝えし、環境税導入を支持しました。

しかし、ここで残念なのは、暫定税率の廃止と、環境税の導入が
別々に進みそうなことです。タイミングも、環境税の方が明らかに遅い。

ガソリンの暫定税率が廃止されると、ガソリン価格は1リットル当たり
約25円も安くなり、国税、地方税あわせて2.5兆円規模の減税に
なります。これがいったん浸透してしまうと、国民感情としては、なかなか
新たな環境税を導入しにくい。

もちろん環境税はガソリンだけではありませんが、暫定税率分を環境税に
切り替えるほうが、国民や企業の負担感は大きく軽減されるはずです。

暫定税率の廃止も、環境税の導入検討も、民主党のマニフェストに
盛り込まれていました。だからこそ、この二つの公約を連動する形で
実現して欲しいものです。

■オルタナ最新15号(全国の書店で発売中) 目次から(一部抜粋)
バックキャスト経営を考える (第一特集、長光大慈)
「キョウト」を捨てる日本 (蒲俊哉・東京新聞記者=ベルリン)
CSR「新ステージ」でNPOは? (原田勝弘・日本経済新聞編集委員)
ハワイの水素社会 4人のキーマン (谷崎テトラ)
企業の将来環境リスクを「見える化」 (藤井良広・上智大学院教授)
無印良品と住空間をリノベーション (馬場正尊・Open A 代表)
フェアトレードが開くお洒落の未来(生駒芳子・ファッションジャーナリスト)

■ピーター・D・ピーダーセン「第5の競争軸」(新刊)
オルタナや森の盟友である、イースクエア社長のピーター・D・ピーダーセンが
朝日新聞出版から「第5の競争軸」を発行しました。デンマーク人の彼が
すべて日本語で書いたのも驚きですが、彼の10年間にわたる活動の
集大成と言えるほど、その内容も濃いものです。

これまでの市場の競争軸は自己変革力、マーケットシェア、価格、品質の
4つで、21世紀はこれに環境革新(グリーン・イノベーション)が加わると
しています。

オルタナが次号で特集をする「ドラッカー、コトラー、ポーターのCSR」と
内容が共通するところもあるだけに、興味深く読ませて頂きました。
オルタナ編集長として、推薦の一書です。

■映画「降りてゆく生き方」 鑑賞券プレゼントのお知らせ
オルタナやメルマガでたびたび取り上げてきた、武田鉄矢主演
「降りてゆく生き方」の鑑賞券を若干名プレゼントします。
とき: 9月23日(祝・水) 午後1時からの券のみ
ところ: 四谷ひろば講堂
詳細: http://www.nippon-p.org/blog/2009/09/_in_48.html
応募方法: お名前と所属を明記の上、このメールに返信下さい。
先着順で当選とし、当選者にはオルタナ編集部から連絡をさせて
頂きます。

では、今後ともオルタナをよろしくお願いいたします。
オルタナ編集長 森 摂

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