2009年07月14日

この総選挙は環境・エネルギー政策も争点に

きょう7月13日、麻生首相が衆院を解散する意向を表明したことで、
8月21日衆院解散、30日投開票の政治日程が急浮上しました。

この総選挙の最大テーマはもちろん「政権交代」ですが、
消費税、社会保障・年金、経済政策など「おなじみ」の論点のほか、
環境やエネルギー問題が争点になることを、オルタナは期待します。

オルタナ昨年9月発売号で詳報した通り、昨秋の米国大統領選では、
オバマ・マケイン両候補が、環境・エネルギー問題でも火花を散らしました。

興味深かったのは、オバマもマケインも、外国の石油に依存することの
危険性を認識し、エネルギー政策の大転換を主張していたことです。

オバマは太陽光や風力など自然エネルギーの大量導入を訴えました。
マケインは原子力発電の復活を掲げました。
そしてオバマが当選し、グリーン・ニューディール政策が実現したのです。

環境問題とエネルギー問題は表裏一体の関係です。

早くも復活の兆しが見えている世界経済が、本格的に回り始めたら、
昨年のような原油急騰やエネルギー危機は必ずやってきます。
日本の小手先のエネルギー政策では、大きな混乱は避けられません。

「ポスト京都」でCO2をどれだけ減らすかという「数字」だけではなく、
日本の産業構造や社会のあり方を、どう変えていくのかという
「ビジョン」が必要です。

オルタナの次号(8月10日ごろ発売)第一特集では、
長期視点に立った「バックキャスト経営」とは何かを検証します。
その取材で伺った、国連大学元副学長の安井至先生とも
意見が一致しましたが、バックキャストが最も必要なのは、
政治や国づくりなのです。

各党は間もなく「マニフェスト」を発表するでしょう。
オルタナでは、特に環境のマニフェストを読み比べ、
エンドース(支持)する政党を公表したいと考えています。

■オルタナ編集長おすすめイベント&情報

1)2009年度「市民のための環境公開講座」
<パート1>「危機をのりきる逆転の発想」あす7月14日〜7月28日(全3回)
7月14日 オバマ米大統領のグリーンニューディール政策
(ロバート・F・セキュータ氏・米国大使館経済担当公使)
7月21日 危機をチャンスに!−CVCCエンジン開発秘話−
(石津谷彰氏・元本田技研工業株式会社常務取締役)
7月28日 山川は国の本なり−近世の治山論から学ぶ−
(佐久間正氏・長崎大学環境科学部教授)
<パート2>「世界の環境最新事情」9月8日〜9月29日(全3回)
<パート3>「くらしと環境」10月6日〜10月20日(全3回)
<パート4>「生物多様性」11月10日〜11月24日(全3回)
※すべて火曜日18:30〜20:15 詳細はホームページをご覧ください
【場 所】損保ジャパン本社ビル2F大会議室
【申 込】http://www.sjef.org/kouza/kouza2009/index.html
【定 員】250名 【受講料】各パート1,000円(学生500円)
【主 催】日本環境教育フォーラム、損保ジャパン環境財団、損害保険ジャパン
【お問合せ】「市民のための環境公開講座事務局」
TEL:03-3349-9598 FAX:03-3349-3304

2)ap bank fes 09 (7月17―20日)
つま恋で開かれるap bank fes 09 のトークセッションに、オルタナ
編集長・森が出演します。小林武史さんらと対談します。(7月17日)
http://www.apbank-ecoreso.jp/09/contents/ecoresotalk.html

3)ファームエイド銀座2009 (7月17―18日)
有名な「銀座ミツバチプロジェクト」から生まれた農業イベント、
「ファームエイド銀座」。生物多様性を守る有機農業や環境保全型農業に
ついて知りたい方は必見です。 http://farmaid-ginza.com/main/

4)総選挙前、浴衣で楽しく政策を語ろう!
「真夏のポリシーフェスタ」(8月2日)
若手政策グループネットワーク「Brand Nen Japan」は総選挙を3週間後に控えて、
日本の将来のビジョンを語り合うフェスタを開催します。 http://bnj.jp/archives/647

5)NPOと政党の政策討論会「市民パワーと民主党の懇談会」(あす7月14日)
民主党が、NPOや市民活動団体と政策論議を行う懇談会を党本部で開きます。
岡田克也氏、NPO事業サポートセンター代表理事 古賀伸明氏、
長妻昭氏、福山哲郎氏ら。要・事前予約。
http://www.npoweb.jp/pdf/DPJ200907014.pdf

6)『第2人生塾』 SLA(Second Life Academy)
それぞれの時代に貢献し、精一杯生きてきた人々が、
長年培ってきた知識や経験をどう生かすのか。
あるいは全く新しい人生を切り開くのか。その方法を自ら考え、
設計する自己実現機会を提供します。 http://ubrains.chicappa.jp/sla/



********************************************************************************
環境とCSRと「志」のビジネス情報誌オルタナ環境とCSRと「志」のビジネス情報誌 「オルタナ」
・・・オンラインショップはこちら

********************************************************************************
posted by setsumo at 11:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

森が最近気になる4本の映画

梅雨空に紫陽花が映える季節です。オルタナ編集部の階下の
花壇にも、誰かが植えたのか、一輪の紫陽花が育っています。

一昨日、ABC(オルタナ・ビジネス・コミュニティ)東北支部の立ち上げも
兼ねて、仙台を訪れました。ABCは、オルタナ読者の企業を中心にした
ビジネス交流会で、オルタナティブな経団連を目標にしています。
http://www.alterna.co.jp/abc/

先月のABC関西支部の発足会でもそうでしたが、オルタナティブな価値観を
お持ちの方同士が集まると、初対面にもかかわらず、すぐに意気投合
できるのです。「アイスブレーク」など不要です。皆さんのパッションが伝わり、
「この流れは是非、全国に広めたい」と決意を新たにさせられます。

さて、表題の通り、編集長・森が最近気になる4本の映画のことを書きます。

最初に断っておきますが、森はいずれの映画もまだ見ていません。
内容の前評判の高さが伝わってくるだけではなく、それぞれの映画の
コンセプトや広め方がとてもユニークで、これまでの映画マーケティングの
アンチテーゼでもあり、見るものの連帯感を高めてくれる映画たちなのです。

■「降りてゆく行き方」(監督・脚本:倉貫健二郎、主演:武田鉄矢)。
http://www.nippon-p.org/mov.html
一般の映画館では上映されない、DVD化もテレビ上映もされない映画です。
今年4月の完成以来、公民館、市民ホール、古民家、小学校など10カ所30回の
上映を続けてきました。累計入場者数は約1万人に達しました。

なぜ映画館で上映しないのかと、プロデューサーの森田貴英さんに
お伺いしたところ、こんな答えが返ってきました。

「今の映画館では拍手もダメ、静かに見ろ、と言われます。つまり観客たちは
孤立しているのです。この映画は、見る人同士が連帯感を高められ、
知り合うこともできるような、手作りの雰囲気の中で見てほしいからなのです」

弁護士でもある森田さんは映画業界で権利関係やファイナンス業務を
13年やってきた映画のプロ。角川映画「男たちの大和」」のファイナンスも
担当したそうです。

そんな彼がずっと感じてきたのは、映画製作や興行業界の矛盾でした。
「10数億円もかけて作った映画が、わずか一カ月で上映打ち切りになったこと
があった」。いくら心血を注いで作った映画でも、すぐにマーケットに消費され、
その寿命はとても短いことをいつも哀しく思ってこられました。

「降りてゆく行き方」は10年、20年と上映し続けるのが目標で、その間には
映画に手を加え続ける方針です。すでに4−5回のマイナー改訂をしました。
つまり、今年見るこの映画と、10年後に見るこの映画は、内容が違うかも
知れないのです。これまでの映画の常識を大きく覆してくれそうです。

森田さんには、大手系列の映画館からも上映の打診が来ていますが、
いずれも断っているそうです。その代わり、各地で手作りの上映会を
やってくれる方を探しています。

うれしいことに、ABC関西支部の宮さん、ABC北海道支部の横山さんらも
現地での上映会に動いてくれています。みなボランティアベースで、
この映画を支援している人たちです。

■「ミツバチの羽音と地球の回転」(製作:グループ現代)
http://888earth.net/index.html
六ヶ所村ラプソディ(06年)で知られる鎌仲ひとみ監督の作品です。
持続可能性や自然エネルギーを題材にしたこの映画は来春完成予定
なのですが、今年4月以降、「ぶんぶん通信」という予告編の
上映会を各地で開いています。
オルタナも昨年夏に、自然エネルギーで巻頭特集をしましたが、
日本でももっと自然エネルギーのシェアを高める必要があります。
封切りをとても楽しみにしています。

■「うまれる」(製作:TOMO=合田智一と牛山朋子)
http://umareru.jp/
この映画も撮影中で、2010年劇場公開予定です。
企画・監督・撮影を担当するTOMOさんは、サラリーマンを6年勤めた後、
映画監督になるという夢を叶えようと、29歳でカナダへ渡り、
バンクーバー・フィルム・スクールで映画製作を学んだそうです。
オルタナ編集部に遊びに来てくれたこともあります。
子供たちの胎内記憶、妊娠、出産、そして出産と隣り合わせにある、
不妊や流産、死産、堕胎などのドキュメンタリー映像を通じて、
「生きる」ことを体感し、私たちが産まれてきた意味や家族のあり方、
そして命の尊さを考えるきっかけにしてほしいとのことです。
出産シーンを撮らせてくれるお母さんや、
ボランティアスタッフを募集しておられます。

■未来の食卓(フランス映画、配給:アップリンク)
http://www.uplink.co.jp/shokutaku/
南仏の美しい自然に囲まれた村、バルジャックのショーレ村長は、
子どもたちの未来を守るため、「学校給食と高齢者の宅配給食をすべて
オーガニックにする」という前例のない試みに挑戦しました。
村民からは「オーガニックは値段が高いのに、村の財政で賄えるのか」と
戸惑っていましたが、オーガニック給食や学校菜園での野菜作りを通して、
自然の味を覚えた子どもたちに巻き込まれ、小さな村が少しずつ変わっていく
――というストーリーです。「オルタナ」の価値観に共鳴してくれる方は
必見の映画だと思います。僕も必ず試写会に行きます。
8月上旬から、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開予定です

オルタナ次号は8月上旬発売予定です。
第一特集「バックキャスト経営」を考える
オルタナパーソン 浜野安宏さん(ライフスタイル・プロデューサー)ほか
ご期待下さい!
********************************************************************************
環境とCSRと「志」のビジネス情報誌オルタナ環境とCSRと「志」のビジネス情報誌
「オルタナ」14号発売中!!

・・・オンラインショップはこちら

********************************************************************************
posted by setsumo at 18:42| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
********************************************************************************
環境とCSRと「志」のビジネス情報誌オルタナ環境とCSRと「志」のビジネス情報誌
・・・オンラインショップはこちら

********************************************************************************

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。