2009年02月14日

地球温暖化についてのオルタナの見解

11日のオルタナ編集長メールと、このブログで、
地球寒冷化の議論を取り上げました。

これについて、多くの方から直接メールを頂いたり、
僕のブログに書き込みを頂いたりしました。
(多くの方にまだ直接ご返事ができず、
本当に申し訳ありません)

また昨日、国連環境計画(金融イニシアチブ)特別顧問の
末吉竹二郎さんと、イースクエア会長の木内孝さんを
お招きして、環境と経済を考える緊急鼎談を開きました。

editP2137398.JPG

editR0013482.JPG

editP2137368.JPG

会場からも実に多くの意見が出て、活発な議論の場と
なりました。改めて御礼申し上げます。

僕もオルタナ創刊以来の2年間、温暖化とその否定論に
ついては、相当アタマを悩ませて来ましたが、
この数日の議論で相当クリアになりました。

そして、地球温暖化の議論については
以下の通り、オルタナの見解を決めさせて頂きました。

1)当面、オルタナはIPCC『気候変動に関する政府間パネル』の
予測に準拠した誌面づくりをします。
2)しかし、同時に「温暖化なのか寒冷化なのかは分からない」と
の立場も尊重します。
3)温暖化か寒冷化かの議論よりも、地球上のあらゆる資源が有限であることを踏まえ、「すべての経済・社会活動には持続可能性の観点が不可欠である」という軸を大切にします。

これまでの温暖化の議論については、温暖化論者とその否定論者の双方が非難の応酬をしてきました。これまでに多くの書籍が世に出され、テレビのバラエティでも数多く取り上げられました。

(双方の論点は、今年1月に資源・エネルギー学会のホームページ
http://www.jser.gr.jp/ に掲載された「新春e-mail対談」でほぼ
カバーされています)

しかし改めて思うことは、人間の英知にも限りがあることです。

今からおよそ400年前、ヨーロッパでは、天動説と地動説が
せめぎあっていました。1600年には、地動説を唱えた
ジョルダーノ・ブルーノが処刑され、コペルニクスもガリレオも
迫害を受けました。

当時の科学レベルでは、地球が動いているのか、他の天体が動いて
いるのか、分からなかったのです。今となっては自明の理ですが、
400年前の人々を今、笑うことはできません。

地球温暖化・寒冷化の議論について、私たちは「分からない」と
思っても良いのではないでしょうか。

昨日のシンポで、木内さんは「自然を前に、人間の力は微々たるものだ。改めて『謙虚になろう』『身のほどを知ろう』と仰いました。

ちなみにローマ教皇庁が正式に天動説を放棄し、地動説を承認したのは、1992年のことです。ガリレオの死から、359年もの歳月が流れていたのです。

ここで改めて、世界的な環境NGO、FoE(地球の友)の創設者、
デビッド・ブラウアーの言葉を胸に刻みたいと思います。
There are no profits to be made on a DEAD PLANET
死んだ地球からビジネスは生まれない




******************************************************************

  環境とCSRと志のビジネス情報誌オルタナ   
→→オンラインショップはこちら

******************************************************************




タグ:温暖化
posted by setsumo at 17:41| 東京 🌁| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月12日

地球温暖化ではなく「寒冷化」だったらあなたはどうしますか?

この2月2日、日本経済新聞に
『地球の気候 当面「寒冷化」』という
大きな記事が載りました。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は07年の報告書で、
今世紀末までに最大6.4度の気温上昇を予測していますが、
この記事によると、地球の平均気温は98年をピークに横ばい
ないし低下し、08年の平均気温は21世紀に入り、最も低かった
といいます(英気象庁調べ)。

京都議定書、ポスト京都、各国の温暖化対策、
CO2排出権取引、カーボンオフセットなど、
これまで環境と経済を巡っての枠組みはすべて、
「地球は温暖化している」
「それは人類の経済・社会活動に起因する」
「地球温暖化を食い止めるためには、私たちの経済活動を
見直さなければならない」
――という3つの大前提に立ってきました。
アル・ゴア氏の「不都合な真実」も同じ前提です。
この記事が本当なら、その大前提は崩れることになります。

実は、この議論は古くて新しいものであることは
環境問題を少しかじったことがある人なら
どなたもご存知かと思います。
そして、多くの学者が論争を繰り広げてきました。

オルタナはこれまで、IPCCの予測や、
それに基づく専門家の意見を元に紙面づくりを
してきました。

弊誌は環境と社会貢献にフォーカスしたビジネス情報誌
であり、その意味で、今後とも「持続可能な社会」を
目指していく紙面づくりに変わりはありません。

そして、人類の経済活動が地球環境に少なからず負荷を与え、
化石燃料やさまざまな資源を大量に消費する現在の経済・
産業構造を改めなければならないことは言うまでもありません。

しかし、これから枠組みが大きく変わっていくことも
同時に予想されるのです。

オルタナ今号の第2特集で、東京新聞の蒲俊哉記者に
レポートして頂いたように、ポスト京都議定書のリミットは
COP15がコペンハーゲンで開催される12月ではなく、
その半年前の6月です。

その6月まで、各国政府や環境関連省庁、団体、そして
IPCC自身も、これまでになく大きく揺れ動きを
経験することが予想されます。

では、私たちは今後、どう動けば良いのか。
「環境と経済」はどう折り合いをつけるのか。
そもそも私たちの経済活動はどうあるべきなのか。

どうか皆さん、このブログにコメントを書き込んで
下さい。大いに議論をしたいと思います。
posted by setsumo at 02:07| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

オルタナ次号お知らせなど

早いもので2月です。
オルタナ次号の12号は無事、印刷と製本が終わり、
来週から主要書店の店頭に並び始めます。


■今号の注目記事の一つは「ポスト京都、本当のヤマ場は6月」。
ポスト京都の枠組みは12月に開かれるCOP15で決めれば良い、
というのがこれまでの「常識」ですが、実は本当のリミットは
6月11日だったのです。
筆者の蒲敏哉さんは東京新聞の現役記者。同紙の「地球発熱」など
環境に関する記事を長く書いてこられました。ご期待下さい。


■今月の表紙は、音楽プロデューサーの小林武史さんです。
ミスチルやサザンオールスターズなど数々のヒットを飛ばしてきた
小林さんとオルタナは一見、遠い存在のようですが、実は非常に
近い距離にいるのです。
共通の価値観は「ソーシャル」。小林さんには1時間以上、
たっぷりとインタビューさせて頂き、ap bankが今後も
社会に役立つ存在になるよう育てていくという力強い「志」を
感じました。4ページに渡って詳報しています。お楽しみに。


■第一特集は「ソーシャルなお金の貸し方」
ap bankのようなNPOバンクが日本の金融を少しずつ
変えようとしている姿を探ります。取材をしてみると、貸し手と借り手が
顔を付き合わせ、二人三脚で事業を発展させる
様子は、まさに「金融業の原点」を思わせました。


■ナイキの「トラッシュ・トーク」を知っていますか? 
本来なら捨ててしまう切れ端から作ったシューズで、
ナイキの環境戦略の一環です(日本未発売)。
第三特集では「廃品を商品に変える発想」を深掘りしました。


■このほかの目次はオルタナのホームページでご覧下さい!
 ⇒ www.alterna.co.jp
 皆さまにはお得な定期購読をお勧めいたします。
 購入はオルタナのネットショップでどうぞ。
⇒ http://alterna.shop-pro.jp/


■ABC(オルタナ・ビジネス・コミュニティ)スタート!
第一回セミナー
緊急鼎談 「環境と経済の理想的な融合とは」

パネリスト:
 末吉竹二郎(国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問)
 木内孝  (株式会社イースクエア代表取締役会長)
 森 摂  (雑誌「オルタナ」編集長)

議題
 資本主義は「環境」という概念をどう取り込んできたか
 企業はなぜ環境活動に取り組むのか――本音と建前
 世界同時不況は、企業の環境・CSR活動に影響を与えたか
 本当は環境に関心がない企業や消費者をどう動かすか
 「ポスト京都議定書」の枠組みで、いつ何が変わるのか
 日本国のロードマップを創ろう  

とき:2月13日午後6時半受付開始
   午後7時〜9時(パネルディスカッション)
   午後9時〜10時(懇親会、名刺交換会、軽食付き)

ところ:東京21cクラブコラボレーションスペース
    (東京駅前・新丸ビル10階)

参加費:
 一般、ABCのA会員       12000円(懇親会費込み)
 ABCのB会員           9600円 (懇親会費込み)
 オルタナの株主          8400円 (懇親会費込み)
 NPO関係者、20代の社会起業家 6000円 (懇親会費込み)
 オルタナ+会員          無料(懇親会費2000円別途)
 ABCのC・S会員         無料(懇親会も無料) 
 学生(先着20名)         無料(食事なし、座席無し)

定員: 80人(申し込み先着順)
申し込み: info@alterna.co.jp または 電話 03-3498-5372まで

■ABC(オルタナ・ビジネス・コミュニティ)の概要はこちら
⇒ http://www.alterna.co.jp/abc/index.html

いつもながらの長文、平にご容赦下さい。
ここまで読んでいただき、有難うございます。
みなさんのご多幸とご活躍をお祈りしています。

オルタナは次号で創刊2周年です。
これからもよろしくお願いいたします!
オルタナ別冊「天職」ガイド、2月末発行を目指し、
順調に編集作業中です!

******************************************************************

環境とCSRと志のビジネス情報誌オルタナ
・・・オンラインショップはこちら

******************************************************************
posted by setsumo at 16:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
********************************************************************************
環境とCSRと「志」のビジネス情報誌オルタナ環境とCSRと「志」のビジネス情報誌
・・・オンラインショップはこちら

********************************************************************************

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。